大菩薩嶺(丹波−大菩薩嶺−塩山)2013.07.13〜14 第1話


10月に予定している信越トレイル4泊5日に備え、今回、新たに試みるのは3つ。


まず、登山を始めた頃からずっと使っているにも関わらず、効果があるんだかないんだかよく分からないサポートタイツをやめ、短パンで行く。
少しくらいの擦り傷は平気。だって男の子だもん!


そして一眼レフを持参せずiPhoneだけで撮影。一眼レフが789グラム。かなりの軽量化になる。
さらに、iPhoneのバッテリーの持ち具合もチェックする。
予備バッテリーとしてエネループを使っていて、一泊二日だと軽いしこれで充分だけど、
GPSもカメラもKindleも・・・、さらには4泊5日ともなると、さすがに容量が持たない。新たなバッテリー購入を意識してiPhoneを使ってみる。ソーラーかな・・・。


あとは前回の奥多摩で深夜にシカちゃんの猛攻を受けたため、臭い対策でOPSAK購入しました。



水は調理用にプラティパス1200、行動用にペットボトル4本で計3.2リットル。夏だし多めに。
食事と合わせてザックは11キロ・・・まだまだ重い。



・・・なんてことをひたすらフリック入力する丹波行きバス内、早くもiPhone先生残り75パーセンッ!



iPhone先生を気遣い機内モードに切り替えると、奥多摩駅丹波行きのバスは、終点の丹波に停車した。
下車するのは私のほかに、山岳部のような男性3名のみ。
バスが停車すると、うちリーダーらしき男は一番に席を立ち、両替を始めた。
うーむ、降車口は塞がれてしまった。横にずれて道を譲る気配もない。
バスの始発が9時半・・・丹波に着いた今はもう10時半、登山を開始するにはあまりにも遅い時間だ。
しかも980円という運賃のため、小銭を一枚一枚数え始めたではないか。
早く!早くスタートしなければ!
頼む!早くしてくれ!
ほら、運転手もちょっとイラッとしているではないか!
どれだけの時間が流れただろう、やっとの思いで下車すると、
リーダーが話かけてきた。



「ど、どこ行くんですか? 僕たち、沢登りなんス!アハハ!」



なんて笑顔だ!まさにひまわりのような笑顔だ!眩し過ぎる!
すまない・・・、ちっぽけなことでイライラした僕が間違っていたよ!
そう言えば、本当に楽しそうに笑う人たちに会えるのもアウトドアの好きなところ。




丹波山村




サンダルからシューズに履き替え、日焼け止めを塗った。
10:32、いよいよスタートだ。まずは藤タワを目指す。



つづく



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