ジンギスカン

飲み屋でまったり飲んでいたら、「火事ですッ！火事ですッ！」なんていうリングアナばりのイイ声で火災報知器がなってかなりビビりました。原因はジンギスカンの煙だったらしい。チンギス・ハーンが戦中に鉄兜で羊の肉を焼いたのがジンギスカンの始まりだという説が最もポピュラー。夜が更けキャンプをする彼は「ふぅ、疲れた！」なんて言って正座して鉄兜を脱ぎ、「鍋がない！」とパニックを起こす部下を尻目にその鉄兜を火にかけて羊の肉を焼きそれを黙々と食らう。「さすが！このアイデアマン！」「いやーそれほどでも！」と満更でもない彼だが、翌朝、その鉄兜を再び被り戦へと行くのだ。そして部下たちはクンクン、クンクンと鼻を利かし、「なんか羊臭くねえ？」みたいな愚痴を漏らすのだ。「もうアタイ臭くて我慢できない！」と彼自身も戦意喪失。ついでに鉄兜にはタレもついていた。